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Story07 「スウェーデン・日本-文化比較」
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一見、スウェーデン文化と日本文化に共通な点はあまりなさそうだが、こちらで生活してみると、いろいろなところで、案外似たところがあるので驚いてしまう。たとえば、“遠慮”が大きな美徳であることだ。先日、友人宅に招待されてパスタをご馳走になったのだが、日本的におかわりを“遠慮”していると、スウェーデン人の友人に「どうぞ、どうぞ」と、おかわりするように催促される。すると、彼女のフランス人のボーイフレンドが「そんなみっともないことをするのはやめろよ」と、もちろん半分冗談もこめてだが、ブツブツといい始めた。
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これはどういうことかというと、フランスでは、おかわりすることはホストの料理に対する誉め言葉と同じだから、普通はホストから「どうぞ、どうぞ」と催促することはないという。一方で、何人かのスウェーデン人の話を総合すると、少なくとも、スウェーデンでは日本と同じようにホストに勧められるまではおかわりをしない、というのが古くからのマナーとなっているらしい。
このスウェーデン人の友人によると、特にスウェーデン南部では、“遠慮”は重要なマナーになっているという話だ。彼女の両親は、ゲストとして夕食に招待されても、絶対に自分からおかわりはせずに、ホストから進められるまで待ちつづけるらしい。しかも、1度目は、「結構です」と遠慮し、2度目の催促ではじめておかわりに手をつけるという。日本とまったく同じというか、日本でも今ではあまりそこまで“遠慮”することはないかもしれない。日本と同じように、大皿にのった最後の肉の一切れを残すのかどうかはまだ確認してないが、ありえない話でもない。次回は家に友人を呼んで、わざと大皿に寿司でものせて試してみよう。
また、これもちょっと意外に聞こえるかもしれないが、スウェーデン人は非常にシャイである。うちとけるのがなかなか難しい。男同士で電話番号を交換するときも、何か、ナンパでもしようとするようなテンションを感じてしまう。もちろんゲイ同士ならまだわかるが、ストレート(ゲイではない人々)の間でも、単に電話番号の交換にぎこちなさがあるのだ。スウェーデン人の友人も話していたことだが、スウェーデン人は親しくなるまでに時間がかかる。電話番号をお互いに持っていても、自分から相手に電話をかけようとしないらしい。しかし、内心では相手から電話がかかってくるのを待っているという。何か、これもちょっと日本を連想させるような気もしてくるのだが・・・・・・。
先週、友人がスウェーデン人の大学生ばかり60人くらい集めてパーティを開いた。シャイなスウェーデン人がこんなパーティでどのように振舞うのかと思ったら、どこかの日本の高校でのパーティのように、みんなに番号札を配って、男女が隣り合わせになるように工夫をしていたのには笑ってしまった。知らない人たちが集まると、何か番号札のような口実がないと、なかなか話を始められないらしい。カナダにいたころは、みんなぞろぞろと適当に集まって、適当に飲んで、適当に話しはじめるのが普通だったので、番号札まで配って“きちん”とパーティをやろうという姿勢は、いかにもスウェーデン的だと思ってしまった。でも、よく考えると、番号札好きな人たちなのかもしれない。酒屋でも、薬局でも、いたるところで番号札を配っている。
(2002/11/24)
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