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Story16 「ミラノ・デザインフェア」

4月中旬にミラノで開催されたデザイン・フェアに行って来た。世界最大のデザインフェアだけあって、ミラノの街全体がデザイン一色に包まれていた。地下鉄、インテリアショップ、ブティックなどいたるところでレセプション・パーティや展示会が開かれていた。

このデザイン・フェアはスウェーデンのデザイナーにとっても重要なイベントである。スウェーデンからは大きな企業では、Lammuhults、David Design、Swedeseなどが参加したが、個人レベルでもいろいろなデザイナーが今回のミラノのフェアに参加した。東京のSwedish Styleで注目を浴びたDefyraは、Designers Blockといっしょに展示、また若手のデザイナーを中心に取り上げるSalone Sateliteには、style-pdでも紹介しているJohanna Lindgren、Helen Hogberg、また昨年来日したEva Schildtも参加した。



Johanna LindgrenとHelen Hogbergのブースの写真を見てもわかるように、このSalone Sateliteに展示されている作品の多くはコンセプト・ベースで、プロトタイプが大部分を占め、まだ市場に出回っていないものが多い。逆にいうと、売れるか売れないかにかかわらず、面白いものを作っているデザイナーが多く、他の大企業が出展しているメイン・ルームの展示よりもずっと楽しんで作品を鑑賞できる。

メイン会場以外のところでも、各国のデザイナーが集まっていろいろな催しが開かれた。スウェーデン関係では、スウェーデン貿易センターが主催した大規模なパーティが開かれた。このパーティでは同時に、Thomas Sandellのプロダクト・インストレーションも行われた。


一方、非公式パーティもミラノ中で繰り広げられた。非公式パーティは、イベントのブックレットには載っていないパーティで、口コミで情報が伝達されるパーティである。そのひとつ、Bar Bassoで“スウェーデン・パーティ”が開かれていると聞いたので、午前1時過ぎから出かけていった。


Bar Bassoは、ミラノの中心部にある小さなバーだが、店の外までスウェーデン人でごった返していた。スウェーデンのデザイン・コミュニティは小さいので、毎度おなじみの顔に出会う。みな、夕方からパーティで飲み続けているので、この時間にはかなりの“泥酔状態”にある。といっても、スウェーデン人はだいたい酒に強い人が多く、それほど表情や振る舞いにはアルコールの影響は見られないが。

しかし、“泥酔状態”にあっても、やはり話題はデザインである。酔っ払いながらも皆、「今日、この展示会がいちばんよかった」みたいな話で盛り上がっていた。また、仕事の話も多いが、いろいろと話しても、翌日までちゃんと覚えてるのだろうかとこっちが不安になったりもする。

このように数々の公式・非公式のパーティが期間中、約1週間、ミラノ中で繰り広げられるわけであるが、さすがに終盤はスウェーデン人デザイナーも疲れを隠しきれないようだった。
(2004/05/06)



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